古紙回収
我がクラブでは1976年7月から今日まで毎月第一例会日に古紙回収事業を行っている。
例会場のあるホテルの駐車場を御借りして、社会奉仕委員会が中心となって、会員の持参した古紙を業者の方と協力して回収している。
奉仕する者は活動しなくてはならないということから、金銭や物品を贈ることを以って満足すること無く、心を込めた労カの社会奉仕として計画された。
ロータリーは単に心の持ちようだけでなく、またロータリーの哲学も単に主観的なものでなく、実際的な行動に移さなくてはならないからである。
我がクラブで回収される古紙は1回で約1.5トンではあるが、これは立木(直径14cm高さ8m)30本分のパルプに相当する。
少なくとも年間に360本の立木を守ったことになる。
また古紙から製紙する場合、バージン原料から生産するよりもエネルギーを節減し、生産工場からの汚染物質も減少する。
生産エネルギーで70~75%減、大気汚染物質を74%低減、水質汚染物質で35%低減できるのである。
我がまち宮崎市では「ごみ滅量とリサイクル運動」及び環境教育の一環として、「まぜればごみ、わければ資源」を合い言葉に、家庭から排出される有価物(紙類、ビン、缶類等)を市民団体が回収し、その回収量に応じて市が報奨金を交付する有価物回収推進事業を実施している。
そこで我がクラブもこの事業に協カして、市から交付された報奨金を社会奉仕基金に入れ、そこから「盲導犬の贈呈」「小学校作品展への補助金」[高校生への奨学金」等に運用している。
平成13年5月25日
宮崎西ロータリークラブ(D2730) /社会奉仕委員会 委員長・山口賢一郎